50代から女性の骨密度が低下するのはなぜ?
女性ホルモンには、骨の形成を促したり、骨の吸収(古い骨を壊す)を抑えたりする
働きがあります。
閉経を抑えると、それまで骨を守っていた女性ホルモンの分泌が一気に減少するため、
女性は50代から骨密度が急激に下がります。
平均寿命は延びていますが、一般的な女性の平均年齢はほぼ変わりませんので、
高齢化に伴って骨粗しょう症の女性が増加することは自然な流れだといえます。
男性ホルモンにも同様の働きはありますが、年齢による減り方は比較的ゆるやかなので、
骨粗しょう症の発生率も男女で大きく差がでます。
ただ、男女とも若いうちは放っておいても大丈夫ということではありません。
成長期や成人期に丈夫な骨づくりを心掛けておけば、
骨密度が下がっても骨折リスクが高くなるゾーンに入るのを遅らせますし、
もしものときのダメージも少なくなります。
骨を作るために必要な栄養素とは?
骨のつくりは鉄筋コンクリートのビルによく例えられます。
鉄筋部分はコラーゲン(タンパク質)で、コンクリート部分がリン酸カルシウム。
ただし、この2つさえあればいいということではありません。
石灰化といって、コラーゲンの枠組みにリン酸カルシウムをくっつけるにはビタミンDが
必要です。
また、ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させる働きがあります。
骨の健康に関わる栄養素は多く”バランスの良い食事を“が骨粗しょう症予防の基本です。
お勧めの飲み合わせ
そこでお薦めなのが、牛乳とお酢を一緒に飲む事です。
そもそもカルシウムは体内に吸収されにくい形をした成分なのですが、
ここでさまざまな健康効果を持つお酢を加えると、お酢に含まれる成分が、
カルシウムの形を変化させて、体内に吸収される効率を高めます。
お酢の持つこの効果を「キレート効果」といいます。
牛乳200mlにお酢大さじ1 お好みではちみつを加えて混ぜ合わせるだけです。
※牛乳とはちみつはお好みで量を調整してください。
牛乳とお酢で「飲むヨーグルト」に大変身します。
これなら美味しく、毎日続けられると思いますよ。
良かったらお試し下さい